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2010-07-21

上る(あがる) 下る(さがる)

水口です。

修学旅行で京都を訪れた生徒さんが、町の人に道を聞いたとします。

「京都文化博物館はどこですか?」
「あそこやったらな、高倉通りの三条上がったとこやわ」

と答えてくれるはず(たぶん)。

「上る」は北に行くこと、「下る」は逆に南下すること、というのはいろんなガイドブックに出ているから、ご存じの人も多いと思います。

じゃ、なんで、「上る」「下る」なの?

以前、貴人の住む京都御所のほうに行くから「上る」、という説明を聞いて、なるほどと感心したことがありました。JRでも東京に行くことを「のぼり」といますから。でも、よく考えてみるとおかしい。

それなら御所より北にある、たとえば北大路通りから御所(南)に行くことも「上がる」なのか? その疑問は、もしかすると「御所より北は京都と違う」ということで説明がつくかもしれないけど。

それで思い出したのは、何回か前に書いた蹴上にある浄水場本館で見つけた「京都市内の海抜値(m)」の図です※。

agarusagarukyo.jpg
※出典 http://www.geocities.jp/biwako_sosui/keage.htm

それによると、平坦に見える京都市でも、北の上賀茂(100m)と南の七条(28m)では、約70mの標高差があることがわかります。銀閣寺のあたりと東寺の塔のてっぺんが同じ高さ、というのもよく聞きますね。

このHP、結構おもしろいので見てください。

http://www.travelplatz.com/kyoto/momiji.html


この図は紅葉の名所の一覧なんですが、これによると銀閣寺は海抜88m。東寺は載ってなかったので、別途調べてみたら25mでした。東寺の五重塔は57mの高さ(日本一!)なので、ま、大体同じくらいと証明できました。

おもしろい。

で、「上る」「下る」。御所を起点にする説も有力ですが、ごく単純に北に行くほど標高が高いから、北に行くことを「上る」てのきっと、正解。前に書いたように、京都の川は北から南に流れてます、北が川上だもの。
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