FC2ブログ
2010-11-15

平安神宮のふしぎ(2)

水口です。

伊東忠太について調べてみようと手に取った本が『伊東忠太動物園』(筑摩書房)。
この一冊で、すっかり伊東忠太ファンになってしまいました。

1.jpg

彼は東京帝大出身の建築家でありながら、なんと妖怪変化、もののけが大好き。
いや、別に東大出て妖怪好きになって悪いわけではないんですが。
この本の中にある彼の論文には、こんな記述も。
「予は別に化け物学を修めた訳でもなく、またそんな学問があるかどうだか知らないが、何の因果か、生来化け物が大好きで(以下略)」。

この本は、伊東忠太が自身の作品である建築物に付随して造った妖怪や動物たちを集めたユニークなもので、そこには京都の作品として本願寺伝道院が紹介されていました。
この建物については、明治時代の建築だけど、ちょっとへんてこ、というイメージはあったものの、彫刻については知らなかったので、早速カメラをかついで取材に出かけたら……、残念無念、修復工事中でした。

このHPに、忠太作の動物たちが小さい写真だけど、紹介されています。
修復完了後、撮りに行って来ますので、それまでこれで堪忍。
http://www.tcn.zaq.ne.jp/sakitaka/kentiku/dendoin.html

さて、平安神宮での話でした。

前回書いた「ふしぎポイント」は、
1)白虎と蒼龍の手水

photo2.jpg
▲蒼龍の彫刻は迫力があります

2)白虎楼と蒼龍楼

jinjya.jpg
▲写真は蒼龍楼

のふたつでした。
このうち、手水については、アバンギャルドな作風は西洋のゴシック教会にあるガーゴイルを連想して、てっきり忠太の作品と思い込んでいたのですが、実際に取材に行って銘文の日付を見ると、わからなくなりました。
でも、「奉納」の文字の方向が異なることは新たな発見(どうでもいいけど)。

photo_4+5.jpg
▲左から右               ▲右から左

白虎楼と蒼龍楼の建築様式には相変わらず引っかかっています。
4つの望楼は実用的ではないし、装飾過多だと思います。ほんとに正確な復元なのかしら。
伊東忠太という人のことを知れば知るほど、わからなくなってきています。

この項についてはもう少し調べて、また書くことにします。
スポンサーサイト
プロフィール

教材研究所

Author:教材研究所
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス解析
高額時給