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2011-02-07

清水寺1「はてなの茶碗」

水口です。

修学旅行で京都を訪れる生徒さんのほとんどが訪れると断言してもいい(いい?)名所中の名所といえば、清水寺でしょうね。
でも、京都人が行かない名所のベストテンがあるとしたら、たぶん一二を争うのもここだと思います。
かく言うぼくも、こんな稼業をしているにもかかわらず、5回とは行ってないなぁ、すみません。

清水寺の中でも、みんなが行くのは「舞台」「三重塔」「音羽の滝」だけど、へそ曲がりなもんで、今回紹介するのは「滝の家」と「阿弖流爲(アテルイ)・母禮(モレ)之碑」。

「滝の家」というのは音羽の滝の近くにある茶屋で、何回か前に書いた落語「はてなの茶碗」の舞台となったところです。

http://www.takinoya.ecweb.jp/index.html

これがご存じ音羽の滝。

otowa1.jpg

しかし、音羽の滝を見ながら、これは「滝」か?、と改めて思って調べてみたら、昔も同じようなもんでした。

otowa2.jpg

さて落語は、京都で有名な目利きの茶道具屋、茶屋金兵衛(略して茶金)さんがこの茶屋で一服していたとき、出された茶碗を見て「はてな」と首をかしげたことから、騒動が始まります。

というのも、茶金さんが首をかしげるのは「これは!」と思える掘り出し物に出会ったとき。1回かしげたら10両といわれ、このときは3回首をかしげたので、その様子を見た男が30両の価値があると踏み、なんとか自分のものにしようとする。
すったもんだの末茶碗を手に入れて、茶金さんに買ってもらおうと、衣棚通り(烏丸通りから二筋西の南北の通り)にある茶金さんの店に持って行ったところ……。

落語の筋や落ちを書いてしまうのは野暮なので、ここまでにしておきますが、この話、江戸落語にも移植されている(「茶金」)人気落語の一つです。ちなみに、衣棚通りに茶道具屋さんは現存していません、念のため。

それはともかく、清水寺は江戸時代にはすでに、日本中に知れた名所中の名所だったんですね。

西京区に「国際日本文化研究センター」という研究機関があり、インターネットで公開されているデータベース中の『花洛名勝図会』に清水寺の様子が描かれています。
上に貼った滝に打たれて修行している様子の絵は、ここにあったものです。下のリンク。

http://www.nichibun.ac.jp/meisyozue/karaku/page7/km_04_06_033f.html

http://www.nichibun.ac.jp/meisyozue/karaku/page7t/km_04_06_039t_02.html

余談ですが、日文研にはお化けのデータベースがあります。結構ユニーク。検索システムがあまり親切でないので、お化けマニアでないと充分には楽しめないかも知れないけど、珍しいので一度、どうぞ。
「もののけ」「化けもの」の世界から、日本人の、民族としての深層心理が読み取れるかも知れない。

怪異・妖怪伝承データベース
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiDB/

怪異・妖怪画像データベース
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouMenu/

おっと。長くなってしまったので、アテルイについては、また。
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