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2011-02-21

鴨川とアユ

水口です。

2月15日付けの『朝日新聞』朝刊に、
「鴨川に アユおこしやす」
という記事が載っていました。

http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201102150082.html

それで思い出したのは、昨年、京都市の小学校5年生用『環境教育副読本』を編集した際、鴨川にも漁業組合があることを知ったことです。アユ釣りをする人には常識なんでしょうが。
正式名称は「京都府賀茂川漁業組合」。鴨川でアユ釣りや投げ網をしている人を初夏のころよく見かけますが、ここで券を購入しているようです。
でも、ここのアユは琵琶湖のを放流しているということは、新聞記事に書いてあるとおり。

アユは、本来ならば大阪湾から淀川を遡上し、鴨川まで泳いでくる筈なんですが、桂川との合流点付近にある人工の龍門堰で立ち(?)往生していたらしい。
ここに魚道を設置して、アユの稚魚が段差を越えられるようにして、いずれは天然のアユが鴨川を泳ぐようにするという計画です。

鴨川を眺めていると、ところどころに堰があって、小さな滝のようになってますね。景観の面でも風情があるし、川の風景にアクセントができて好もしいと思っていますが、これ、何のためにあるか知ってますか?

何度も書いてきたように、京都の町は北に行くほど標高が高いため、普通にしておくと川の傾斜はけっこう急なものになります。こうして段差を作ることによって傾斜を緩やかにし、流れを適度なものにすることと、土砂をコントロールする役目を果たしています。

20110221_1.jpg

写真は出町柳付近。高野川との合流点より少し上がったところにあります。少し北にも、もうひとつ見えますね。
白い泡沫を上げる付近には小魚や水生昆虫も豊富なんでしょう、鴨類やサギ類など野鳥がいつもたくさんいます。この日は、もう夕方だったので、ユリカモメは1羽しか姿を見ませんでした。

20110221_2.jpg

下の写真が魚道です。川の両端にあります。冒頭に書いた龍門堰の魚道は、竹や木材で階段状のものになるそうです。

20110221_3.jpg

都市の川は三面コンクリートの「水路」化していますが、人間が知恵と手を加えることによって自然の姿に近づけることもできます。「多自然川づくり」という考え方で、ここでは、やはり『環境教育副読本』でお世話になった、京都府丹波広域振興局のホームページを紹介しておきます。
http://www.pref.kyoto.jp/tango/tango-doboku/tasizen_kawa.html
里山と人間の関係に似たところがあるなぁ、と思いました。

鴨川は150万近い人口を抱える大都市の中心部を流れる川としては、とてもよい環境を保っていると思います。
京都に修学旅行に来たら、鴨川や高瀬川、みそそぎ川など、川をテーマにするのもよいと思います。

余談ですが、ここのすぐ近くに「枡形商店街」があり、アーケード入り口近くにある「ふたば」はいつも豆餅を求めるお客さんで長蛇の列ができています。昔は、それほどでもなかったのですが、最近は列に恐れをなして買うことができませんでした。ところが、この日は珍しやだれもいない。久し振りに豆餅をほおばりました。
やはり、「出町のふたば」は、違う。正直、違う。豆も餅も、こし餡も。塩加減がよろしおした。
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